PCアプリケーション Access_UART の説明
マスコット   PCアプリケーション Access_UARTは、
 Windows10 PC と CPU基板との間で、
 シリアル通信を行うためのアプリケーションです。

 USBのCDCクラスを使用したVCP(仮想COMポート)通信や、
 RS232Cを使用した通信を行うことができます。

  本アプリケーションは、Microsoft社が提供している
 Visual Studio Community 2019 の C# を使用して作成しました。



目次

1. PCとNUCLEO-F446RE基板との接続

2. アプリケーションAccess_UARTのダウンロード
 2.1. インストール用ファイル
 2.2. プロジェクトファイル
3. アプリケーションAccess_UARTのインストール

4. アプリケーションAccess_UARTの動作
  1) COMポートの検出
  2) COMポートの指定
  3) 送信データの入力
  4) データ送信



1. PCとNUCLEO-F446RE基板との接続
  PCとNucleo-64基板とをUSBケーブル(Type-Aオス - Mini-Bオス)で接続してください。

  デバイスマネージャーで確認すると、以下のように、
  "ポート(COM と LPT)"の部分に COM Port が
  "ユニバーサルシリアルバスデバイス"の部分に ST-Link Debug が認識されます。

DeviceManager_COM_ST-Link



2. アプリケーションAccess_UARTのダウンロード


 2.1. インストール用ファイル

  ここから、Windows10 PCアプリケーションAccess_UARTの
 インストール用の圧縮ファイル

 Install_Access_UART.zip をダウンロードしてください。

  以下のように、PC/ダウンロード のフォルダにファイルがダウンロードされます。

Access_UART_Appli_Download


 2.2. プロジェクトファイル
  Visual Studio Community 2019 をインストールしている方は、
 Access_UART のソースをご覧になれます。

  ソースをご覧になりたい方は、
 Pj_Access_UART.zip をダウンロードし、
 解凍して参照してください。



3. アプリケーションAccess_UARTのインストール
  解凍後、フォルダ Install_Access_UART 内の
 setup.exe を実行すると、アプリケーション Access_UART を
 PCにインストールすることができます。

Access_UART_folder_setup

 setup.exeをダブルクリックすると、次の警告のダイアログが開きます。

警告

 [インストール(I)] ボタンをクリックしてインストールしてください。

 プログラムがインストールされると、
 自動的にアプリケーションAccess_UARTが実行され、
 次のダイアログが表示されます。

Access_UART



4. アプリケーションAccess_UARTの動作

スタートメニュー

 スタートメニューの Revive/Access_UART をクリックすると、
 アプリケーションAccess_UARTが開きます。


  ごく、まれに、PCを再起動しないと、
 スタートメニューに Access_UART が
 表示されない場合があります。



 1) COMポートの検出

  受信データの欄に ”COM(シリアルポート)がありません。”
 と表示されている場合は、 まず、PC とCPU基板とを
 USBケーブル(A – Mini B)で接続してください。

  次に、[ COM検索 ] ボタンをクリックしてください。

  COMポートを検出できた場合は、
 "COM(シリアルポート)を検索しました。" と表示されます。



 2) COMポートの指定

COM選択

  COM選択のComboBoxでCOMを選択してください。
  この例では COM4 を選択しています。

COM選択メッセージ

  選択した COMを使用してよいか確認メッセージが表示されますので、
  OK ならば [はい] ボタンをクリックしてください。

  “COM4 に設定しました。” とメッセージが表示されます。

COM設定しました。


  USBのCDCによる通信の場合、通信速度の設定を行う必要はありません。



 3) 送信データの入力

  送信データにはASCII文字のみ入力可能です。

  データの値が 0x20未満、 0x7F以上の場合、%xx の3byteで表現します。

 a) 例1   : 0x0D 0x0A を入力する場合 : %0D%0A と入力します。
 b) 例2  % を入力する場合 : %25 と入力してください。


 4) データ送信

  送信データの欄にデータを入力して、[送信]ボタンをクリックすると、
 入力したデータが送信されます。

COM送信

  この例では、LED点滅コマンドを送信しています。

  CPU基板でコマンドが実行されて、
 CPU基板からの応答データ "LED1 B1%00" を
 受信して、受信データの欄に表示しています。



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